B-1 模擬演習
3ケースから2ケースを選ぶ想定で、90分の時間配分を練習します。問題文はすべて独自作成です。
問1 オンライン決済を含む予約システムのレジリエンス設計
K社はイベント予約サービスを運営している。利用者は空席を選択し、クレジットカード決済後に予約確定する。人気イベントの発売開始直後には毎秒500件の予約要求が集中する。外部決済サービスは通常200ms程度で応答するが、まれに数十秒遅延又はタイムアウトする。 座席を決済完了まで無期限に確保すると販売機会を失うため、仮確保は5分で失効させたい。一方、決済サービス側ではタイムアウトしても実際には決済済みの場合がある。予約システムがタイムアウトを理由に仮確保を解放し、その後決済成功通知を受けると、座席が別利用者へ販売済みになっている可能性がある。 決済サービスは決済IDによる結果照会APIとWebhookを提供する。
設問 1
発売開始時の二重予約を防ぐための座席確保方式を述べよ。
0文字設問 2
決済タイムアウト時に直ちに失敗確定としてはいけない理由と、状態管理方法を説明せよ。
0文字設問 3
5分の仮確保期限と決済状態を整合させるための処理を述べよ。
0文字設問 4
Webhookが重複到着した場合にも安全に処理するために必要な設計を述べよ。
0文字問2 IoT時系列データのリアルタイム監視と長期分析
F社は国内外の工場にある8,000台の設備から、温度・圧力・振動など平均10項目を1秒周期で収集する。直近30分のデータは異常監視画面から頻繁に参照され、アラート判定も数秒以内に行いたい。一方、3年分の履歴は月次の傾向分析や設備寿命分析に利用する。 各工場のゲートウェイはネットワーク断時に最大6時間分をローカル保存し、回線復旧後に再送する。回復直後は通常流量に加えて蓄積データが一気に送られるため、クラウド側が過負荷になる懸念がある。同じデータが複数回送信される可能性もある。 設備IDとセンサIDをキーに時系列を管理するが、設備交換時にはセンサ構成が変更される。分析では『その時点でどのセンサ構成だったか』を再現する必要がある。
設問 1
直近30分と3年履歴で異なる保存層を使うことが有効な理由を述べよ。
0文字設問 2
回線復旧後の再送による過負荷と重複登録を防ぐ制御を説明せよ。
0文字設問 3
設備交換前後のセンサ構成を正しく解釈するためのデータ設計を述べよ。
0文字設問 4
性能試験で通常流量以外に再現すべき負荷条件を二つ挙げよ。
0文字問3 SaaS導入による人事申請業務の標準化
L社は人事関連の申請を個別開発システムで処理しており、休職、異動、手当、在宅勤務など約80種類の申請がある。長年の追加開発で、部門ごとに似た申請でも入力項目や承認経路が異なり、保守費が増加している。新たにSaaS型人事システムへ移行し、可能な限り標準機能へ業務を合わせる方針である。 調査すると、差異の一部は過去の組織慣習に過ぎないが、一部は就業規則、法令、内部統制上必要なものである。SaaSには拡張フィールドとワークフロー設定機能があるが、独自スクリプトを追加すると将来アップデート時の検証範囲が広がる。 周辺の給与・勤怠システムとはAPI連携する。SaaSのAPIは年数回バージョンアップされる。
設問 1
Fit to Standardの対象と例外を分類する際の判断基準を述べよ。
0文字設問 2
独自スクリプトによるカスタマイズを最小化すべき理由を述べよ。
0文字設問 3
周辺システムとのAPI連携をSaaS変更から守るための設計を述べよ。
0文字設問 4
標準化による効果を稼働後に評価するKPIを二つ挙げよ。
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